
第2071号2020年2月25日
ゆたかな学びを保障するカリキュラムづくりを
〜日教組第69次教育研究全国集会 広島県で開催〜
1月24日(金)〜26日(日)の3日間、広島県において日教組第69次教育研究全国集会が開催され、延べ約9,000人の教職員や一般参加者が集いました。静岡からは、第69次教育研究静岡県集会の各分科会において選出された24人及び研究所所員1人が、リポーターとして全国の仲間と実践交流をしました。
全体集会に先立って、被爆当時のピアノを修繕した「原爆ピアノ」による演奏が行われ、核兵器による惨禍を繰り返さない、という広島だからこその平和メッセージがありました。
全体集会のあいさつで、日教組 岡島 真砂樹 中央執行委員長は、「子どもが主体となる学びを追究するためにも、教材研究や授業準備の時間、子ども一人一人の学習状況の把握や支援等、時間的・精神的なゆとりが一層重要となる。常態化・深刻化した学校現場の長時間労働は、教職員のいのち・健康に関わる問題であるとともに、子どものゆたかな学びにも直結する待ったなしの課題である」と述べました。その後、「出会いこそ、生きる力」と題したサヘル・ローズさんの記念講演が行われました。
全体集会の様子
岡島 真砂樹
日教組中央執行委員長
25人のリポーターが静岡の教育を全国に発信 〜全国教研 分科会 1月24日-26日〜
教科別、教育課題別の24分科会で、621本の教育実践リポートに基づいた実践交流が行われ、活発な討論が展開されました。静教組から参加したリポーターは静岡のとりくみを発信するとともに、質疑討論に積極的に参加し、全国各地からの参加者との交流により、新たな視点を得たり研究を深めたりしました。子どもを主体とした静岡の教育実践は全国においても高い評価を得ました。
静教組からは、リポーター以外にも単組・支部役員や分科会司会者、オブザーバーでの参加者がありました。「総合学習と防災・減災教育」分科会では 岡本 寿実 さん(小笠支部)、「自治的諸活動と生活指導」分科会では 福嶌 郁実 さん(富士支部)が分科会司会者を務め、円滑な分科会運営に貢献しました。
分科会 | リポーター | 単組・支部 | 分会 |
---|---|---|---|
日本語教育 | 奥矢 倫知 | 賀茂 | 河津西小 |
外国語教育(小学校) | 都田 実咲 | 榛原 | 菅山小 |
外国語教育(中学校・高校) | 梅田 晃 | 小笠 | 原野谷中 |
社会科教育(現状認識) | 大西 洋 | 静清 | 安東小 |
数学教育(中学校・高校) | 中村 佳世 | 志太 | 六合東小 |
理科教育 | 酒井 佳祐 | 田方 | 土肥小中一貫校 |
美術教育 | 四ノ宮 研一 | 榛原 | 吉田中 |
音楽教育 | 田中 陽子 | 志太 | 岡部中 |
家庭科教育 | 大石 多香子 | 小笠 | 堀之内小 |
保健・体育(保健) | 久保田 歩 | 富士 | 吉原東中 |
保健・体育(体育) | 小名木 克之 | 浜松 | 竜禅寺小 |
技術・職業教育(技術) | 安藤 秀樹 | 志太 | 島田第一中 |
自治的諸活動と生活指導(小学校) | 杉山 俊介 | 静清 | 清水有度第二小 |
自治的諸活動と生活指導(中学校・高校) | 美松 光輝 | 静清 | 静岡東中 |
幼年期の教育・保育と連携・接続 | 塚田 俊史 | 志太 | 高洲小 |
インクルーシブ教育 | 大場 章江 | 賀茂 | 稲梓小 |
国際連帯・多文化共生の教育 | 吉永 さくら | 沼津 | 愛鷹中 |
両性の自立と平等をめざす教育 | 清田 穂実 | 志太 | 青島中 |
平和教育 | 梶山 高秀 | 静清 | 井宮北小 |
メディア・リテラシー教育と文化活動 | 河合 正樹 | 浜松 | 北浜小 |
カリキュラムづくりと評価 | 足尾 陽子 | 東豆 | 伊豆山小 |
民主的な学校づくり | 北原 崇 | 静清 | 番町小 |
過密・過疎、へき地の教育 | 酒井 信一 | 静清 | 清水宍原小 |
教育条件整備の運動 | 岡田 千恵美 | 浜松 | 奥山小 |
総合学習と防災・減災教育 | 鈴木 喜多朗 | 小笠 | 西郷小 |
