第2065号2019年11月25日
子どもたちの豊かな育ちと学びに向けて 〜教育関係23団体主催 全国集会〜

水岡俊一さんの挨拶の様子

10月9日(水)に日教組を始め、PTAや校長会の全国組織など、教育関係23団体主催で「子どもたち一人一人に対するきめ細かな教育の実現と学校における働き方改革のための指導・運営体制の構築等を求める全国集会」が開催され、静教組から代表2人が参加しました。文科大臣を始め、趣旨に賛同する多くの国会議員が来賓として参加し、集会の最後には、アピールが採択されました。今後も、関係する諸団体と連携をとりながら、子どもたちの豊かな教育環境の実現をめざしていきます。

また、本集会に先立つ形で、日教組主催の国会議員要請が行われ、静教組からは本部役員、単組・支部代表合わせて5人が参加し、定数改善や教育条件整備、学校における働き方改革についての要請を行いました。

【アピール文一部抜枠】

子どもたち一人一人に向き合ったきめ細かな教育の実現及び新学習指導要領の円滑な実施に向けた対応として、小学校における専科指導の充実、中学校における生徒指導や支援体制の強化、貧困等に起因する学力課題の解消など計画的な教職員定数の改善を進めるとともに、令和二年度予算においては、これらに必要な人的措置・財政措置を確実に行うこと。

教育現場が抱える様々な課題への対応や教員の負担軽減による教育の質の向上を図るため、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置促進やSNS等を活用した相談事業を推進するとともに、スクール・サポート・スタッフや部活動指導員の配置促進を進めること。また、東日本大震災をはじめとする地震や豪雨などの自然災害により被災した児童生徒のための教職員やスクールカウンセラーによる支援を今後も継続的に行うこと。

学校のICT環境を改善し、より一層の質の高い教育活動を実現するため、一人一台の学習者用コンピュータ及び学校における高速かつ大容量の通信ネットワークの整備を進めること。