1月18日(土)に、第3回男女共同参画推進委員会が行われました
開会の言葉 塩川 男女共同参画推進委員長
赤池 中央執行委員長からは、令和7(2025)年度政府予算案(教職調整額、教職員定数、育休者の正規代替)についての考えを述べるともに、ドイツにおける仕事と家事・育児のジェンダー平等に関する状況について紹介をしながら、ジェンダー平等を実現した先の仕事と子育てはどうあるべきかについて課題提起を行いました
また、有識者挨拶として、沢田 静岡県議会議員からはジェンダーギャップ指数に対する現状をもとに、静教組のすすめている男女共同参画について価値づけていただきました
第6次静教組男女共同参画推進行動計画では、権利が行使しやすい職場をめざし、「職場づくり」を中心にとりくみをすすめています
男性の育児休業者数が増えてきている現状から、今回の学習会では、育児休業について、獲得の歴史を今一度学ぶとともに、男性育児休業取得の現状について学習しました
学習会①では、「育児休業等の権利獲得の歴史」について、鈴木 静退女教会長から話をしていただきました
今では男性も取得できる育児休業制度は、1962年の静教組大会で提案をされた声が、日教組の大会でとりあげられ、国会審議を経て1975年に育児休業法が成立(提案から13年もの歳月を経てやっと実現)しました
鈴木 会長は、その育児休業の行使第1号であり、その当時の様子についても合わせて伝えていただき、最後には「組合活動をみんなでがんばりましょう!」とエールもいただきました
次に学習会②では、沼津支部の渡邊さんから「育児休業を1年間取得してみての話」をしていただきました
『なぜ育児休業をとったのか』『育児休業を夫婦でとってよかったこと』、そして育児休業が終わったときには喪失感があったことなどについて、ご自身の経験をもとに話をしていただきました
その後分散会では、学習会についての感想を出し合うとともに、2025年度のとりくみに向けて意見交換を行いました
最後に全体会会場に戻り、分散会の報告をし、小山 静岡市議にまとめをしていただきました
権利が拡充していること、今年度作成したリーフレットが分会で活用されていること、男性育休者が増えていることなど、各分散会で出された意見をもとに、静教組のとりくみについて価値づけていただくとともに、さらなる推進を図っていこうと激励いただきました
静教組は、男女共同参画について子どもたちへ伝えていくとともに、私たち自身が推進をしていくことを通して、誰もが個性や能力を発揮できる社会の実現に向けて、今後もとりくみをすすめていきます