7月28日(日)に、ブエノスアイレスにて、第10回EI世界総会の2日め、女性コーカスが行われました(「EI」については、前回のブログをご確認ください)
会場を埋め尽くし、立ち見が出るほど世界各国からの参加があり、教育に関わる女性の課題はどの国でも深刻で重要な課題であることを感じました
最初に、現地ブエノスアイレスにおける「五月広場の母」とその後について、パネルディスカッションが行われました
アルゼンチンでは1976年に軍事政権が樹立されたときに、約20万人が拉致され、監禁・拷問の末に殺害または行方不明となりました
大統領府の前にある「五月広場」では、行方不明者の母たちが生還と真実の究明を訴えたことから始まり、50年近く経つ今までも行方不明者を求める運動が続いています
五月広場の中心には、大統領府を正面から見続けるように女性像がたてられています
次に、「2024年度におけるフェミニストの抵抗」というテーマで、パネルディスカッションが行われました
「フェミニスト」は『女性の権利を尊重し、女性に対する不平等の解消を唱える人』をさします
各地域の代表による発表の中では、『女性教職員の更年期障害に対する理解と休暇獲得が必要』という意見も出されていました
続いて、ジェンダー平等と労働組合というテーマで、EI調査の結果が報告されたのち、女性リーダーはどう進化していくべきかについて議論がされました
パネラーからの提案とともに、フロアからも熱心な質問、女性の権利を尊重していきたいという強い意見がいくつも出されました
最後に、次の総会までのEI執行委員に立候補する各国の女性が登壇し、拍手の中全体で意思統一を図りました
29日(月)からは、全体会などが行われる予定です