7月12日(金)に、第63次静教組事務職員部研究集会(静事研)が行われ、県下各地から事務職員や単組・支部役員あわせて約70人が参加しました
主催者を代表して舘 中央執行副委員長から挨拶がありました
寺畑 静教組事務職員部長からは、基調報告として「共同学校事務室・学校事務センターの整備、職務内容の整理」「事務職員の配置拡充」「多忙な勤務の解消」「勤務条件の改善」「課題の共有と力量向上」について提案がされました
また、静事研に今まで参加して、他地区の様子を直接聞けること、仲間とのつながりを増やすことができることについても、参加者へのメッセージがありました
つづいて、政令市をめぐる情勢について、静清教組、浜松教組から報告されました
安本 静清教組事務職員部長からは、「共同学校事務室の加配や人事評価」「職務加算率の据え置きに対するとりくみ」「イントラネットを活用した校務支援システム」「共同学校事務室の執務環境」「学校裁量予算のとりくみ」「会計年度任用事務職員の勤務時間見直し」について、報告がありました
中村 浜松教組事務職員部長からは、「学校事務センターでの業務と標準的職務設定による多忙感」「管理職による職務理解」「県費事務職員との賃金や職務加算率、昇任時期の違い」「就学援助事務の改善と課題」について報告がありました
その後、「事務職員に関する全国的な情勢について」というテーマで、中嶋 日教組事務職員部長から全国状況を踏まえた講演をいただきました
最初に、事務職員の任用一本化や最高到達級の全国情勢、共同学校事務室と共同実施の状況、職務規程や育成指針の策定、36協定締結の実状について、説明を受けました
また、業務改善として、諸手当や旅費等の手続き・支給のオンライン化・アウトソーシングの全国状況についても話がありました
静事研の要項をもとに話をされる中で、定年制再任用短時間勤務と育児短時間勤務との組み合わせを求める必要性なども触れていただきました
参加者からは、若年層の離職についての考え、事務職員の定数改善の検討状況について質問が出されました
午後は、4つの分科会にわかれ、「これからの学校事務職員の職務のあり方について」というテーマをもとに、現状をそれぞれ伝えながら意見交換を行いました
<分散会A>
<分散会B>
<分散会C>
<分散会D>
どの分散会でも、他市町の状況をすすんで質問したり、業務を詳しく説明したりする姿が多くみられました
共同学校事務室・学校事務センターがすすむ中、日々の業務に対する助言を得られるものの、他市町と比べて考える機会を得られたように感じます
また、他地区の組合員との交流ができるのも組合の活動だからこそであり、各会場で笑顔があふれていました
今回出された課題については、今後の交渉や要請行動等に生かしていきます