11月24日(日)25日(月)26日(火)に、「憲法理念の実現をめざす 第61回護憲大会 ~憲法で未来へつなぐ平和の想い~」が岡山県岡山市において開催されました
オープニングでは、1994年に岡山で始まった「うらじゃ・総おどり」が披露されました
開会行事では、主催者・来賓等の挨拶のあと、「憲法改悪を許さない『立憲主義』の回復」「基本的人権の確立」等を中心とした基調提案がされました。その後、メイン企画としてシンポジウムが開催されました
実行委員長がコーディネーターとして「日本国憲法は日本のアイデンティティーか」をテーマに、3人のパネリストからとりくみが紹介され、日本国憲法への思いが語られました
〈パネリスト:飯島滋明さん(名古屋学院大学教授)・下地茜さん(宮古島市議会議員)・畠山澄子さん(ピースボート共同代表)〉
- 「非核・安全保障」
- 「軍拡・基地強化」
- 「人権課題」
- 「歴史認識」
- 「憲法を学ぶ」
第三分科会の「人権課題」では、講師に弁護士の師岡康子さんを迎え、「包括的差別禁止法」の必要性についてが話題に挙げられていました
日本社会に見られる人権課題について、その解決に向けた様々なとりくみや国連の諸機関からの勧告等も含めた日本の現状を共有することができました
人種差別撤廃モデル案が示され、差別解消に向けた今後の展望について検討されました
特別提起として福島・島根・沖縄・新潟からの報告がありました
今回、静岡県内すべての市町村が核兵器廃絶平和都市宣言を行ったということで、静岡県として平和運動賞が表彰されました
「(前略)世界情勢はいっそう混沌としています。しかし、こうした状況だからこそ、いまいちど憲法理念に立ち戻りながら、私たちがめざすべき社会のあり方を、しっかり考え直すことが必要なのではないでしょうか。」とアピールがされました
憲法が、私たちの生活や諸権利と結びついていることを再認識した、岡山での3日間でした
私たちの未来を決めるのは私たち自身であることを忘れず、今後のとりくみにいかしていきたいと感じました