EI世界総会全体会、分科会

7月30日(火)に、ブエノスアイレスにて、EI世界総会の全体会②と分科会が行われました

午前中は、全体会②が行われ、昨日に引き続き総括に対する意見表明が行われました

その後、次の総会までの会長、副会長、事務局長の選出が行われました

会長は、スーザンさんから南アフリカのムグウェナさんに代わることになり、会場は大きな盛り上がりがありました

また地域ごとから副会長が選出され、アジア太平洋地域からは、梶原 日教組中央執行委員長が選出されました

その後、特別決議のうち、「テクノロジー、人工知能、教職の未来」についての提案とそれに対する意見表明がされました

テクノロジー、AIがすすんでいるが、「教育は人間の営みであり、子どもと教職員の人間関係に代わるものではない」「既存の教育方法を補完するものであり、対面でのやりとりを維持する必要がある」

「勤務時間外にも接続を切断できない場合、テクノロジーは教職員のwell-beingにリスクをもたらす可能性がある」などが提案されました

午後は、分科会が行われました

「AIと教育」分科会では、「AIが教職にもたらす機会と驚異を検証」というテーマで、最初にパネルディスカッションが行われました

その後『教育ガバナンスと民主的説明責任』『質の高い教育と学習に対するAIの影響』『教職の労働におけるAIの影響』のテーマについて、グループワークが行われ、島根県代表者により話合いの内容を発表しました

また「Being well、doing well(意訳:教職員が元気なら、教育はうまくいく)」分科会では、「教職員のwell-beingを向上させる方法」についてパネルディスカッションが行われました

グループワークでは「教職員がwell-beingを感じるための必要な要素」「組合としてwell-beingのためにとりくんでいること」「何をすればwell-beingが高まるか」について話し合いを行い、熊本県代表者により、話し合いの内容を発表しました

well-beingを高めるために、日本では「働き方改革をどうするか」が現在主なテーマと考えられる一方で、他国では「賃金をどうあげるか」というテーマが主流となっています

国の違いと捉えるだけではなく、例えば異業種での考え方ではどうかといった視点をもつことの大切さを感じることができました

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