EI総会開会式、全体会

7月29日(月)に、ブエノスアイレスにて、EI世界総会の開会式と全体会①が行われました

開会式では、スーザンEI会長より開会宣言があり、地元学生によるアルゼンチン国歌演奏などが行われました

国連副事務総長からは映像で、「すべての教職員が尊重され、すべての学ぶ人たちが尊重される世界をつくっていきましょう」と挨拶がありました

全体会①では、まずEI事務局長から、前回総会の2019年からの5年間の総括が行われました

その後、各国代表からの意見表明が行われました

日本からは、石川県代表者から「能登半島地震被災者に対する教職員組合の貢献の大きさ」を伝えました

また、野村 静教組書記長からは、「日本における公務員の労働三権に関する状況と教職員の声を反映した政策の実現に向けたとりくみ」について伝えました(発言の骨子は以下の通りです)

“日本の教職員は労働者に認められるべき権利が一部制限されていますが、政府は是正勧告を受けても「国内法が優先される」として制限を続けています”

“現在、いわゆる「過労死ライン」を超える教職員が多く、休憩時間が0分も4割を超えている状況です”

“今年に入り、ILO(国際労働機関)からも改善を求められていますが、政府が立場を変えないようならば、働き方改革をすすめるため、国内法(義務標準法や給特法など)を変えるよう、組織内議員による働きかけの強化や社会的対話による世論形成に全力を尽くします”

今回、世界で奮闘する仲間に対し、日本の教職員の状況と働き方改革に向けた今後のとりくみを伝えることができました

世界各地でも教職員不足や低い待遇が課題となっており、全世界で改善を求めていくことが必要だと改めて感じさせられました

タイトルとURLをコピーしました