第59回静教組養護教員部研究集会

9月8日(金)に、第59回静教組養護教員部研究集会が行われました。台風の接近に伴い、開催の可否について検討しましたが、安全を確認したうえでの参加を呼びかけ、欠席となっても可能であれば自宅等から全体会・講演にオンライン参加できるよう準備を行いました。会場には70人を超えた参加者が集まり、オンラインからも7アカウントが参加し、研修を深めました。

はじめに、赤池 中央執行委員長は、福田 中央執行委員(養護教員部長)がオーストラリアでの学校訪問時にスケッチブックを使い養護教員の職務を説明している様子や、養護教員の定数増や定年前再任用短時間勤務についての課題について伝え、挨拶としました。

寺子屋お~ぷん・どあ共同代表 川口 正義さんを講師に招き、「目に見えない世界に真実がある~子どもの『声なき声』を聴くために養護教諭にできること~」をテーマに講演をいただきました。

今までかかわった事例から、子どもたちが教えてくれたことの共通点、子どもが「試し行動」をするものの根底にあるものは何か、子どもたちはなぜ自らを傷つけるのかなどについて伝えていただくとともに、さまざまな機関と学校が連携することや養護教員に期待したいことなどを話をしていただきました。

川口さんのかかわり方が本物だからこそ、参加者は話にひきこまれ、うなずきながら話を聞いていました。

お礼の言葉を伝える井鍋 元養護教員部長

続いて、福田 中央執行委員から、基調提案とともに、「日教組養護教員部70周年を迎えて」の学習会がありました。

今までの経験を伝える元養護教員部長の川口さん、望月さん、山内さん、井鍋さん

午後はそれぞれのテーマに分かれ、分科会が行われました。分科会の中ではさらに小グループにわかれ、実態をもとにした協議が行われました。

第1分科会「子どもたちをとりまく問題」

第2分科会「子どもたちの健康を守るために」

第3分科会「健康教育へのとりくみ」

第4分科会「養護教員をとりまく課題」

静教組は、今後も養護教員をとりまく課題について共有を図る場を設けるとともに、全体の課題として関係各所に改善を求めていきます。

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