第2108号2021年10月25日
第46回 母と女性教職員の会 静岡県集会が開催されました

10月9日(土)に第46回母と女性教職員の会静岡県集会を開催しました。感染症対策のため、全体会のみのオンライン開催となりましたが、3年ぶりに開催することができました。県内各地から関係者、保護者、教職員、退職された女性教職員など、男女合わせて約190人が参加しました。

主催者あいさつ(概略)

SNS等の普及で他人の人権を傷つけることが簡単にできる今だからこそ、人権について学ぶ必要性があります。人権そのものの大切さや自分の人権を大切にすること、そして相手の人権も大切にしなければならないことなど、家庭、学校、地域社会が連携して子どもに伝えていくことが求められます。

(中央執行委員長 赤池浩章)

基調提案(概略)

コロナ禍で貧困家庭等のくらしが脅かされ、児童虐待対応件数も増えています。そのため、子どもが安心して生活できるサポート体制を整えることが急務です。また、学校においては、子ども同士が思いを伝え合い、共感し合う場面が減っており、教育のあり方が問われています。清ルミ先生の講演から子どもたちの幸せな未来のために、今どのような教育が必要か、ともに考えましょう。

(静教組女性部長 大森友希)

講演では、講師に常葉大学 外国語学部グローバルコミュニケーション学科 清ルミ教授を迎え、講演「国際人を育てるためのイロハ」をお話いただきました。

具体例をあげながら、これからの子どもたちに必要なことについて説明してくださり、改めて教育の大切さを知る講演となりました。

国際人としてこれからの子どもたちに必要なこと。

(イ)日本の文化を知り、継承すること→昔から日本に伝わる文化をポジティブにとらえ、継承していきたい
(ロ)違いを知ること→違いを知ることで、自分を知ることができる
(ハ)他者から学ぶこと→他者から学び、よいところは、取り入れていく

これからは、今までの価値観とは違う価値が生まれる。今までは、固定的なもの(例えば学歴やお金)が大事とされていた。しかし、これからは流動的なものに価値がある。自分自身のセンスやアイデア、オリジナリティがお金と同じ価値をもつ。だからこそ、自分のベース(自分の軸)をもつことがより重要となる。そのためには、幼少期の家庭、学校での教育が大切。

本集会では、例年、保護者と教職員が協力して会を運営しています。今年度も、保護者、教職員6人ずつ12名が実行委員として会の運営を行いました!