第2105号2021年9月10日
2021年度栄養教職員部実態調査より

静岡県内に勤務する栄養教職員を対象に、調理場の様子や授業による食教育、教職員人事評価等について実態調査を行いました。(期間 2021/5/14〜6/30、回答数123人)今回はその中から一部を紹介いたします。栄養教職員の課題について、ぜひ共有しましょう。

安心・安全な給食が作られるために、安全な調理場が必要です

「調理場の耐震化」に、7割近くの栄養教職員が課題を感じています

「調理場の空調設備」に、3人に1人以上が「十分な効果がない」と感じています

「授業での食教育」が、一部の学級で実施できない可能性があります(2021年度)

食教育を実施する予定回数が比較的少ない方でも、一部の学級では「授業での食教育」が実施できない可能性があると回答しています。栄養教職員の業務は多岐に渡っており、食教育を充実させたくてもできない実態が見られます。

そのため、どの学級でも「授業での食教育」ができるような栄養教職員の配置数が必要です。

栄養教諭及び学校栄養職員の人数は、児童・生徒数によって決められています

<自校給食などの単独実施校>

550人以上の学校数 ×1
550人未満の学校数 ×1/4
(4校で1人)

<給食センターなどの共同調理場>

1500人以下 ×1
1501〜6000人 ×2
6001人以上 ×3

配置数に関係しない園児の給食を担当している調理場があります

栄養教職員の配置数に関係しない園児の給食を担当すること(アレルギー対応をしたり、食教育を行ったりすること)は、本来の職務ではありません。

担当する調理場の規模で、一人あたりの担当学級数に大きな差があります

今回の栄養教職員部実態調査の結果を見ての御意見、ご感想をお寄せください。