第2103号2021年8月10日
ゆたかな学びを支える事務職員 「第60次静教組事務職員部研究集会」開催

7月6日(火)、第60次静教組事務職員部研究集会が静岡県教育会館で開催されました。各単組・支部の事務職員、執行委員長・支部長、静教組本部役員合わせて47人が参加しました。午前の全体会では、杉田雄祐県事務職員部長が、2021年度の事務職員部の運動の重点と課題を説明し、その後、水崎哲敬静清教組事務職員部長と江間史昭浜松教組事務職員部長から、政令市事務職員を巡る情勢について報告がありました。

学習会では、森山貴史静教組中央執行委員から「学校における働き方の見直しによる教育改革」をテーマに講話がありました。時間外在校等時間の上限や1年単位の変形労働時間制などに関する確認と、共同実施や学校運営への参画による事務職員にとっての働き方の見直し等が提起されました。また、野村昌宏静教組中央執行副委員長から「事務職員部の組織拡大に向けて」の講話がありました。交渉・要請や仲間づくり、他地区とのつながり等の組合加入の意義を伝えることが加入促進につながることから、組織全体で事務職員部の課題解決に向けとりくむことが提起されました。

午後には、3分散会に分かれて「単組・支部事務職員部の組織現況と拡大のとりくみ」「事務職員キャリアプラン(県教委策定)」等について協議をしました。テーマを中心に各単組・支部でのとりくみを紹介し合うとともに、日ごろ悩んでいることや課題を共有し交流を深めました。

静教組は、本集会の成果を今後の人事委員会や県教委・政令市教委要請行動に生かしていきます。

<参加者の声>

  • 業務削減、整理などの働き方の見直しは、教職員と協働していくことが重要であると考えました。
  • 事務職員だけでなく、分会・支部全体で組織の拡大をめざしていくという静教組の考えを知ることができました。
  • 他地区の状況や改善事例をたくさん知ることができました。昨年度、まったく交流ができず閉塞感がありましたが、他地区と交流ができることが組合のメリットだなと思いまいした。
  • 事務職員のキャリアプランについて、校長や共同学校事務室の室長から十分な説明はありませんでした。自らキャリアを選択できるというプラスの側面と、高校のように行政との採用一本化を助長するというマイナスの側面があると思いました。