第2097号2021年5月10日
静教組立教育研究所を紹介します

静教組立教育研究所は、学校現場に勤務する教職員が所員となり、教育実践を基に研究をすすめています。共同研究者として、大学教員や学識経験者を迎え、様々な角度から助言をいただき、参加する教職員は子どもへの指導に対する視野を広げることができます。研究の成果は研究所所報、研究所リポートとしてまとめ、子どもたちとの関わり方や授業のヒント、保護者会に使える内容等として紹介しています。

活動紹介

子どもの権利条約推進委員会

子どもの権利条約が根付いた学校づくりに向け、授業実践、学級経営、生徒指導、特別支援など、学校教育の様々な場面において実践研究を行います。2021年度は、感染症対策をしながらの教育活動が行われる中で、子ども主体の活動をより意識した実践を行います。

国際連帯と平和教育研究委員会

ものごとを多面的に捉え平和的に解決する力を子どもたちに育むために、様々な教科・領域において、研究所が提唱する「反戦平和教育」と「もう1つの平和教育」、「国際連帯の教育」の3つの柱をとりいれた授業実践を行います。

シティズンシップ教育研究委員会

シティズンシップ教育を「国、社会の出来事や問題を『自分事』として捉え、相手の立場や多様性を尊重しつつ、自ら考え、判断し、行動する力を育てる教育」と捉え、研究をすすめます。学びの内容によるシティズンシップ教育と、学び方としてのシティズンシップ教育などを視点にして、様々な教科・領域における授業実践にとりくみ、多様で創意工夫のある実践を重ねます。

調査研究委員会

「コロナ禍における教育活動の見直しと子どもや教職員の実情から見えてきたもの(仮)」をテーマに感染症対策を考慮した教育活動や子ども・教職員の実情について調査します。

未来の教育を考える会

2020年度にとりくんだ「教育や学校の根幹・本質に関わる研究」を継続しつつ、教職員が心身ともに健康で働き、多様な子どもたちに対応していく、これからの学校のあり方に焦点を当て、議論・研究をすすめます。「カラフルな学校づくり」著者、横浜市立日枝小学校長 住田昌治さんの講話を聞いて、協議します。

教育研究所のホームページもぜひご覧ください。これまで発行された研究所所報や、研究所レポート、研究委員会の活動内容をご覧いただくことができます。

http://www.stu.jp/