たがいを認め、よりよい未来を築いていこう
藤枝市立青島北小学校 6年 植松 堅立

 いじめがなくなること。これは、よりよい未来に欠かせないことだ。そのためには、おたがいに認め合う心が大切だ。ぼくたちには、一人一人に様々なよさがある。おたがいのよさに気づき、認め合うことができれば明るい未来になるのではないかと思う。そして、これがいじめをなくすための第一歩だとぼくは考えた。
 夏休み、ぼくはいじめについてのテレビ番組を見た。その中に、いじめのせいで不登校になったり、心を病んでしまったりした人がいた。その人は、
「いじめは急に始まる。自分に心当たりがなくてもいじめられてしまい、苦しかった。」
と言っていた。そのとき、ぼくは六年三組のことを考えた。今は、笑いの絶えないにぎやかで仲の良いクラスだけれど、その話を聞いて、いついじめが起こってしまうのかも分からないと不安に思ってしまった。そんなおそろしいいじめは、今でも未来でも絶対にあってはならないものだと改めて感じた。
 では、いじめはなぜ起こってしまうのか、そう考えてぼくは、いじめを考える本「いじめかたおしえます」を読んだ。その本には、いじめをしてしまう理由、している子の気持ちが書かれていた。みんなに注目されたい、気にしてほしいという思いからいじめをしてしまうとあった。他にも、うらやましいという思いもいじめをしてしまう理由だとぼくは思う。いじめはちょっとした気持ちから起きてしまうのだ。それをなくすには、やはりみんながおたがいのことを認めることが必要だ。おたがいのよさを認め合えれば、自分も見てもらえているという安心感が生まれ、だれかをいじめようという思いもなくなると思う。いじめは毎年のように社会の問題だと言われているが、一人一人が周りを見て、おたがいのよさを伝えていけば、いじめも減らせると考えることができるのだ。
 そうは言っても、いじめはなかなか減らないじゃないかと考える人もいるだろう。確かに、いじめの数が減っていないことが現状だ。インターネットで調べたところ、むしろ増えているという情報もあった。しかし、みんながなぜいじめが減らないのかと真けんに向き合ったらどうだろう。ぼくのようにどうすれば減らせるかを考えたらどうなるだろう。方法は一人一人ちがうと思うが、みんながその考えを実行に移せば、きっといじめは減る方向に向かうとぼくは信じている。
 ぼくのクラスでは、ピア・サポート見つけを進んで行っている。思いやりのある行動をしていた子を見つけ、みんなでほめたり感謝をしたりして、認め合っている。また、委員会でのがんばりを応援したり声をかけたりしている。認め合うふん囲気があるからこそ、みんなが自然に笑い合ったり支え合ったりできているのだと思う。六年三組は、このままいじめのない、仲の良いクラスのままでいてほしいと思う。そして、ぼくたちのように認め合う心を大切にし、行動に移すことで、いじめがないクラスが増えることを願っている。
 いじめがなくなってほしい。そのためにぼくにできることは、やはり周りをよく見てみんなを認めることだ。ピア・サポートの花をたくさん見つけたり、だれにでも声をかけたりしていきたい。簡単なことのようにも思えるが、それがいじめをなくすことにつながり、よりよい未来に進んでいく一番の近道なのだとぼくは思う。

互いを認め、感謝を言葉で伝えていく。できそうでなかなか実行できないことです。堅立さんのクラスは温かい雰囲気に包まれているのでしょうね。いじめが起きてから後悔するのではなく、起こる前に自分のできることを考えていくことの大切さを教えてくれる作品です。